近年、肝 エラストグラフィ撮像・管理指針に関する問題が出題されました。本記事では、問題を交えてまとめていきたいと思います。(問題はJMRTS 認定試験過去問より引用)

JSMRM ガイドライン
このガイドラインより、問題が出題されています。

第20回 問題50
「肝 MR エラストグラフィ撮像・管理指針(2022 年 3 月 23 日 日本医学放射線学会理事会承認)」について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1.5 T もしくは 3 T の装置で撮像する。
- 臨床で使用するにあたり、事前に 1 名以上のボランティア撮像を行う。
- 専用の加振装置の定期的な点検などを磁気共鳴専門技術者が 5 年に 1 回以上確認を行うこと。
- 肝 MR エラストグラフィ画質管理者は画質の管理とともに、他の施設との互換性を担保し、標準的な保険医療 を目指すことが望まれる。
- 肝 MR エラストグラフィ画質管理者を磁気共鳴専門技術者あるいはそれに準ずる者、放射線診断専門医、および肝臓専門医の中から 1 名定めること。
解説
- 正しい
- 1名以上 → 5名以上
- 5年 → 1年、 磁気共鳴専門技術者 → 磁気共鳴専門技術者あるいはそれに準ずる者
- 正しい
磁気共鳴専門技術者あるいはそれに準ずる者→ 磁気共鳴専門技術者

まとめ
- 1.5Tもしくは3T の装置で撮像
- ボランティア撮像 → 5名以上
- 画質管理者 → 磁気共鳴専門技術者
- 加振装置の定期点検 → 磁気共鳴専門技術者あるいはそれに準ずる者(1年に1回以上)
- 画質管理者は他施設との互換性を担保し、標準的な保健医療を目指すことが望まれる

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